「5.1Mpx 60fps/10GigE Vision Camera プラットフォーム」は、AMD製 Kria SOMを活用したエッジ向けの高性能なカメラプラットフォームであり、このデモは、OKIアイディエスがCIS社と連携して開発したもので、産業利用をはじめとした幅広い用途での高速画像伝送を体験できます。
このプラットフォームでは、CIS社製SLVS-EC対応カメラを使用し、5.1Mpx(メガピクセル)・60fpsの高解像度カラー映像を取得します。SLVS-EC(Scalable Low Voltage Signaling with Embedded Clock)は、ソニーセミコンダクタソリューションズ社が開発した高速インターフェースで、産業向けの高画素イメージセンサに適しています。そのカメラ入力には、CIS社の「SLVS-EC Receiver IP」を採用。このIPは受信したデータを効率的にピクセルデータとして抽出することに特化しており、小リソースでありながら高い性能を発揮します。
取得した高解像度映像データは、OKIアイディエス独自の「10G iGiGE™ IP」により10Gigabit Ethernetを介してリアルタイムで低遅延に伝送されます。「10G iGiGE™ IP」はGigE Vision規格を基盤とした技術であり、GigE Visionは産業分野で広く利用されるマシンビジョンの一つとして、精密性と高速性を兼ね備えた画像伝送を実現します。さらに、OKIアイディエスのFPGA組込み技術による柔軟な設計により、エッジ環境でのAIアプリケーションとの統合や、生産ラインの異常検知、セキュリティ監視などへの応用が可能です。このプラットフォームは、産業分野における効率的かつ拡張性のある画像処理の基盤として活用できます。
最終更新日:2025年04月23日
デモ全体構成
前段:5.1Mpix Camera ⇒ Kria™ KR260
後段:Kria™ KR260 ⇒ PC(10GNIC実装)
注:本評価版は時限付きで、利用可能期間は1時間です。制限時間内に機能をご評価ください。
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