2023年1月25日から27日に東京ビッグサイトで開催された「第15回オートモーティブワールド 」AMDブースで、当社のパートナーであるクロアチア Xylon(ザイロン)社の『Dynamic Function eXchange (DFX)デモ』を展示しました。
AMDブース DFX デモの様子
当社のWebサイトやセミナーでもご紹介してきたDFX( Dynamic Function eXchange )は、 FPGA/SoCを起動したままFPGA内のReconfigurable BlockのFPGAデザインを再構成することにより、動的に機能の切り替えを行う技術です。
昨年のDFXデモは、4つのカメラそれぞれで処理されている画像フィルターの切り替えを行うものでしたが、今回はXylon社のViewMoreTM Naturalサラウンドビュー 3Dパーキングアシストソリューションとドライバーモニタリングシステムの2つの車載アプリケーションの切り替えをご覧いただくことで、使用シーンがわかりやすく、またDFXのメリットをより実感できるデモが完成しました。
DFXを用いた実装により、複数のADAS機能を実装した場合にもFPGAのリソースを大幅に削減し、より小さいデバイスを選択することが可能となります。
今回のデモの各ADAS機能間の切り替え速度は40ms程度となっており、その速さに驚かれたお客様が多くいらっしゃいました。
会期中はXylon社のCEOが今回クロアチアから3年ぶりに、ADAS Director を伴って来日しました。コロナ禍で海外との往来や展示会での対応においても難しい状況が続きましたが、ブースには海外からのお客様を含め多くの方にお立ち寄りただき、人の流れはほぼコロナ前に戻ったように感じました。
今回展示したDFXデモについては多くのご質問やご意見をいただいており、本技術についての関心の高さが伺えました。OKIアイディエスでは、DFXの技術をお客様のデザインサービスにご提案し適用してまいります。