logiRECORDER3.5 (第3世代 車載用HILロガー)
概要
最先端のビジョンベースの自動運転およびADAS(先進運転支援システム)の開発と検証では様々な課題に直面します:
- あらゆる運転状況の網羅が必要
- 実走行テストは、時間がかかり高コスト
- 実走行テストでは同じシーンの再現が困難
- 使用できるシナリオが限定されてしまう
このような課題に対し、 RAW画像、ネットワークデータを非侵入、低遅延記録できる、XylonのlogiRECORDER Automotive HIL Video Loggerを有効にご活用いただけます。
利点
- 非侵入・低遅延:RAW画像とネットワークデータをもとの形式のまま非圧縮で記録可能
- シミュレーション:データ分析やリアルなハードウェアインザループ(HIL)シミュレーションに使用可能
- コストバランス:データロギング用として最適なコストパフォーマンスと性能
- 拡張性:追加のネットワークチャネルも対応可能
- 高速伝送:10 GbEデータロギングやUSB 3.2インターフェースを提供
特徴
- 試験車両のデータロギング、HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレータ、テストにおけるデータ再生を実現するオールインワンソリューション
- 道路で記録した実走行データや、合成的に生成された刺激データを、試験対象のECUに対して使用するダイレクトHILインジェクション(オープンループ)、バーチャルテスト走行(クローズドループ)が可能。
- MTUボックス(MTU = Measurement Testing Units)の追加なく、Rawデータを車載センサーにインターフェース可能。このクラスの製品では最大の、40系統以上のダイレクトインターフェース
- 最大12個のイメージセンサー、最大20 個の車載バス、複数のギガビットイーサネットネットワークを同時接続可能
- 本体を複数台積み重ねて1台のロガーとして使用することで、より多くのインターフェース、データ帯域幅、ストレージ容量を実現 (2台接続で >50 Gbps、128 TB)
- XylonのFPGAベースのモジュール設計により、PCベースのデータ・ロガーでは達成できない高精度なタイムスタンプや正確なデータ操作が可能
- ソフトウェアスタックには、直観的に操作できるダッシュボードとカスタムアプリケーション開発用のソフトウェア開発キット(SDK)が付属(SDKは別売です)
- 広範囲の温度と振動に耐える頑丈な認証済ハウジング。過酷な環境下でのテストで実証済
ユースケース
logiRECORDER車載用HILビデオロガーは、実際の車両内で使用されるマルチチャネルの数テラバイトもの非圧縮ビデオやネットワークデータを効率的に、低遅延かつ非侵入的に記録可能。車両のカメラと電子制御ユニット(ECU)の間に直接挿入できます。カメラはlogiRECORDERまたはECUから直接電源を供給され、初期化されます。
ユーザーフレンドリーな専用のダッシュボードアプリケーションを使えば、試験運転中のビデオとネットワークデータの記録、管理が容易です。このアプリケーションは、ハードウェア構成、連続録画・イベントトリガ録画の高度な設定、データの再生および分析機能を提供。HDMIモニターをオプションで利用することで、録画・再生時のビデオ出力の表示が可能です。
SSD SATAドライブを使用することで、特別なコピー機器を用いずに、簡単にデータの転送や交換が可能です。さらに、複数のlogiRECORDERユニットを組み合わせることで、より多くのインターフェース、データ帯域幅、ストレージスペースを持つ1つの大規模なデータロガーシステムを構築することもできます。
logiRECORDERは車載テストの効率化、データ収集の精度向上、遠隔地でのテスト管理の簡素化を実現します。
複数のlogiRECORDERを組み合わせた使用例
旧モデル3.2は販売終了となりましたがサポートは継続いたします。
また、3.2をお使いのお客様には有償にて3.5へのアップグレードを承ります。
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