展示会、セミナー情報

展示会出展レポート

「第16回オートモーティブワールド」AMD ブースでXylon社の「RGB-IRイメージプロセッシング」のデモを展示しました。

2024年1月24日から26日に東京ビッグサイトで開催された「第16 回オートモーティブワールド 」のAMD ブースにて、当社のパートナーであるXylon(ザイロン)社の『5Mpix RGB-IR イメージプロセッシング』 デモを展示しました。会期中にクロアチアから来日していたXylon社のCEO、ADAS Directorと一緒に、当社OKIアイディエスのメンバーも会場でデモのご案内を行いました。

AMDブース
Xylon社の5Mpix RGB-IR イメージプロセッシングデモの展示(AMD ブース にて)

このRGB-IRですが、展示中にも多くのご質問をいただきました。
ご存じないお客様もいらっしゃいましたので、少し内容をご紹介いたします。

RGB-IR

今回、 RGB-IR センサー(OMNIVISION社製) を備えた、5Mpixカメラ(Leopard Imaging社製、写真右側)からの 入力を取り込んでいます。この入力ストリームを、下の図のようにXylon社のHDR-ISP処理によって、カラーのRGBストリームと、モノクロのIRビデオ ストリームに分離し、それぞれモニターの左右に並べて表示しました。

処理イメージ
上の図は、RGB-IRセンサーからのストリームを、RGBとIRに分離、変換する際の処理イメージを示しています。

HDR-ISP処理
①イメージセンサーのRaw画像 ②IRビデオ(HDR-ISP処理後)③RGBビデオ(HDR-ISP処理後)

上の画像は、(左から) ①イメージセンサーのRaw画像と、Xylon社のHDR-ISP処理によって分離、変換した②IRビデオ、③RGBビデオ をそれぞれ示しています。

本技術の適用例としては、たとえばDMS(ドライバーモニタリングシステム)はIR ビデオ ストリームで実行して運転者を監視、OMS (同乗者監視)は RGB で実行し車内を監視するような使い方が想定されます。このように、映像の要件が異なる2つのアプリケーションにおいて、今まで2台のカメラが必要だったところを、1 台のカメラのみで実行できるようになります。

この新機能は、AMD社のプログラマブル デバイス向けに最適化されたXylon社のISPソリューションである、logicBRICKS HDR ISP パイプラインに新たに追加されます。

RGB-IR

今回展示したRGB-IRについてはまだ認知度はあまり高くはなく、ご存じないお客様のほうが多いようでしたが、今後ニーズの拡大が期待される技術の一つと思っております。

AMDブースではXylon社の展示を含め、計7つの展示を行いました。お客様が途絶えることがないほど多くの来場者で常ににぎわい、熱気に包まれました。
本展示に際しご協力いただいた皆様、ご来場いただいたお客様に感謝申し上げます。

HDR-ISP処理
AMDブースの様子

セミナーのご案内

ここで、本レポートでご紹介しました「RGB-IR」に関連するWebセミナーをご案内させていただきます。
Xylon社のパートナーである当社OKIアイディエスは来る2月28日(水)に、 Xylon 社の製品を特集したセミナーを実施します。Xylon社のHILビデオロガー、およびドライバーモニタリングシステム(DMS)の2製品をご紹介しますが、このDMSの要素技術として、このRGB-IRについてもより詳しく解説いたします。ご興味持たれた方は、是非この機会をご活用ください。

本展示、デモに関するご質問、ご相談ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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