当社は、2022年1月19日から21日に東京ビッグサイトで開催された「第38回インターネプコン ジャパン エレクトロニクス製造·実装展 」に出展、電子機器製造受託サービスに関する最新のサービス·技術を展示したOKI EMSのブース内に展示いたししましたので、ご紹介いたします。
インターネプコンジャパンはアジア最大級のエレクトロニクス製造·実装技術展です。エレクトロニクスの多機能化·高性能化を支える世界最先端の電子部品·材料やマウンター·検査装置が出展されました。
展示会の会期速報によると、コロナ禍ではありましたが、 徹底したコロナ対策のもと、3日間累計で32,795名もの来場があったということで、盛大に開催されました。
OKI EMSブースの様子
OKIアイディエスは、「AI/DNNアルゴリズムのハードウェア高速処理技術」をご紹介いたしました。
AI/DNNアルゴリズム実装をお考えになる中での、“お客様のお困りごと”に関し、OKIアイディエスの“解決のアプローチ”の一例をご説明いたしました。
OKIアイディエスの展示
上記内容を、「CPU(PC)」で処理した場合と、「FPGA/SoC」で処理した場合の差を、モニターを並べて、ご覧いただきました。
FPGA/SoCによる処理は、対CPU比1.5倍高速に!
OKIアイディエスは、このハードウェア化と呼ばれる“FPGA/SoC”への実装に、高い知見と多くの経験、実績を持っております。
開発のプロセスで見たときに、コンセプト作り、要素検討の段階ではCPU/GPUベースでの確認が一般的です。製品・商品開発のステージにおいて、その製品·商品がお客様のもとで使用される状態、いわゆる“エッジデバイス”として作りこむ際に、小型化、高耐久性、低消費電力、そして低レイテンシ等を考慮する必要が出てきます。ここで、“FPGA/SoC”に実装することで、前述の課題が解決できます。
ASIC化する選択肢もありますが、 AI実装においては、AI自体がまだまだ発展著しい状況ですので、書き換え可能で、様々な用途に柔軟に対応可能な“FPGA/SoC”は、最適なハードウェアと言えます。
今回のデモでは、“FPGA/SoC”として、「AMD Kria KV260 ビジョンAIスターターキット(写真左上)」を使用、接続されている4Kカメラ(オプション)から、画像を取り込んでいます。
リアルタイムに“顔”を検出(FaceDetect)し、検出した“顔”に、リアルタイムで画像処理(モザイク)を行い、それを4Kモニターに出力しています。
FPGA/SoCデザインの構成図
蔓延防止等重点措置が各地で発出される中、感染対策を行いながらの開催となりましたが、OKI EMSのブースに多くのお客様にお立ち寄りいただき、当社のAI高速化の取り組みをお伝えする事ができました。
OKIアイディエスはお客様のAIプログラムの高速化・最適化や、エッジデバイスへの搭載、量産に向けたFPGAへの実装も承ります。本展示、デモに関するご質問、ご相談ございましたら、お気軽にお問合せください。