協調設計とは、ハードウェア部(回路、FPGA/SoC)とソフトウェア部からなるシステムの設計手法です。信号の高速化のニーズが高まってくると、回路設計者、FPGA/SoC設計者、ソフトウェア設計者が各々設計し、最後に統合するという従来の設計手法では、システムとしての最適化には限界がありました。この三者が協調して最適な設計を行うことにより、最適なシステム設計が可能となります。特に、各者の境界部分における機能漏れ、認識齟齬を防止することが可能です。
また、ソフトウェアの観点では、Linux は分散開発モデルを採用しているため、伝統的なエンベデッドOSとは異なり責任を持つ単一のベンダーが存在せず、 使用法について信頼できる情報をワンストップで入手できないことにより、開発工数を取られてしまうことが問題となります。
FPGA/SoCは、APUの他、RPU、MPU、GPU、FPGA、MicroBlazeの複数のユニットで構成されているため、各ユニットとの協調設計が必要になります。
OKIアイディエスには知見を持った各要素の技術者がおりますので、協調設計により、ワンストップで、後戻りを最小限に抑える設計を行うことができるのです。
FPGA/SoCのソフトウェア開発には、 FPGA/SoCハードウェア、Linux OS、MicroBlazeと技術領域が多岐にわたります。
当社には、各要素のスペシャリストがおります。
組込システムに求められる要求は年々増加しており、 マイコンからマルチコアプロセッサへ移行するケースが増えてきています。
当社はマルチコアプロセッサ向けの実行制御開発も経験豊富で各種OS(※1)の開発実績があります。
※1:PetaLinux,μITRON,RTOS等
【OIDSの開発サービスメニュー】
※2 OIDSは、AMD社のアライアンスプログラムにおいて、最高位のプレミア ソリューション パートナーに認定されています。
※3 日本DL協会主催 E資格者 3名(23年7月時点)、Linux技術者:7名、MicroBlaze技術者:4名 が在籍
【FPGA/SoC開発実績】
下記評価ボードの開発実績があります。
ZU11EG、ZU9EG、ZU7EV、ZU5CG、ZU4CG、Kria SOM、ZU3EG
技術商社 アヴネット(株)と「UltraZ ADプラットフォーム」を共同開発
2chipのMPSoC間をAUROLA-I/Fで接続
AMD社の適応型SoC 「Zynq® UltraScale+™MPSoC」 を2基搭載した「UltraZ AD プラットフォーム」
技術 | 概要 |
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映像関連 | AMD FPGA/SoCを使用したマルチフォーマット放送機器組込みソフト |
ADAS関連 | FPGA/SoCを使用したザイロン製 SAS(サラウンドビューシステム)制御 |
その他 | 通信制御技術 |
マルチメディア技術 | |
Windows、Linuxのドライバ、ミドルウエア | |
プラットフォーム | Windows、Linux |
開発言語 | C/C++/C#(VisualC++/C#/.NET)、Visual Basic、Java、JSP、Perl、PHP、SQL |
使用ツール | 概要 |
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モデルベース設計 | MATLAB |
総合開発環境 | VisualStudio2019 |
Code Composer Studio | |
Eclipse |
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